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ボーディングスクールに慣れるまで~ ESLクラスの問題

最初に仲良くなってくれた「親日家」たちの枠を超えて、ノビーが本当に学校全体に馴染むまでに、いくつかのヤマを越えたように思います。

まず、最初に直面したのはESLクラスに対する不満です。

当初、ESLクラスには15名ほどの生徒がいて、ノビーと、一人の台湾人と一人のロシア人を除き、残りは全員が中国人という構成でした。この中国人生徒たちが、ノビーにとってはストレスの原因になりました。授業中にうるさく母国語でおしゃべりしたり、反日感情むき出しでわざと “日本人”の悪口を言ったり。ノビーは日本の高校で第2外国語で中国語を学んでいたこともあり、また悪いことにそれが聞き取れてしまったという。ただでさえ気が散りやすいLDのノビーなので、授業に集中できなくてストレスを溜めていきました。

ESLの教師は経験不足なのか、そういうクラスの雰囲気を改善する力量を持っていないようでした。しばらくして、ノビーは行動を起こします。まずESLの教師に、「授業妨害する生徒たちに何故ペナルティを与えないのか」と直訴します。それに対して教師は、「世の中にはキミの希望どおりにいかない事もあるんだよ」とか、「嫌なら努力して、早くESLを卒業するんだな」といった反応をしたそうです。

ノビーはしつこい性格で、あきらめが悪いところがあるのですが、この時はそれが長所として活かされました。ノビーはそこで引き下がらずに、今度は校長先生に直訴します。もちろん校長先生が一番偉い人だからというのもありますが、たまたまノビーの学校の校長は、若い頃ALTとして日本の中学校で英語を教えた経験があり、大の親日派で少しだけ日本語もわかる、というラッキーな状況でした。

ノビーは「クラスの人数が多すぎるので、2つに分けて欲しい」「授業中に英語以外の言語の使用を一切禁止してほしい」という2つの要望を出したそうです。

そして、この時ばかりは、野比ママも援護射撃をしました。校長とAcademic Deanにあてて、「ESLクラスの授業が良いかどうかは、留学生にとって死活問題である」という趣旨のメールを書きました。そしてノビーの熱意!?に校長先生も動いてくれて、クラスは半分の人数に分かれ、ノビーもようやく授業に集中できるようになりました。

後になって考えてみると、この時ノビーが溜めていたストレスは、必ずしも教師やクラスメートのせいばかりではなく、ノビー自身、ちっとも思うように英語が話せないので、「早く英語ができるようにならなければ」という自分自身に対する焦りから来ていたのかも知れません。

しかし、結果としてこのESL授業から早く抜け出したいがために、英語学習に対するモチベーションがぐっと高くなり、おかげで早く上達した、と後にノビー自身が語っていますので、それはそれで良かったのかもしれません。

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