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ボーディングスクールの選定について - その2

ボーディングスクールを絞り込んでいく際に、何を考慮して選定していくのか、のつづきです。

□州と地域
アメリカのボーディングスクールは、東海岸の真ん中から上の方にかたまっています。
ボーディングスクールが集中している地域 

特に、ニューイングランド地方(メイン、ニューハンプシャー、バーモント、マサチューセッツ、ロードアイランド、コネチカット)に集中していて、いわゆる名門校や伝統校はこの地方に多いです。この周辺にはハーバードやMITをはじめとする、名だたる名門大学が集まっています。もともと英国から移住してきた建国の人々が、将来国のリーダーとなるべき人材を育てるために、よい学校をたくさんつくったのだとか。

ノビーの場合訪問した4校のうち3校がニューイングランド地方にあり、1校はMid-Atlantic、ワシントンに近いエリアでした。移動の事を考えると、そんなにあっちこっちに行くのは大変なので、やはり東海岸で学校を探すのが便利ではあります。
ただ、ボストンのあたりって半端なく寒いのですよ、冬は。だから寒いのが苦手!というお子さんは他の地域にも目を向けるとよいかも知れません。ノビーは最終的にワシントン方面にある学校にしたのですが、このエリアのよいところは四季があり、成田から直行便が飛んでいて、かつニューイングランドみたいに寒くない(ほぼ東京と一緒)、という事です。

□大規模校か小規模校か (Enrollment)
平均的な生徒数は300名前後です。200名に満たなければ小規模校、500名を越えれば大規模校といえます。それでも、4学年をあわせた全校生徒数ですから、東京の私立高校に比べるとずっと少ないですが。大規模校でも1クラスの人数は20名以下が普通です。一般的に名門校は大規模校です。のび太くんのび子さんにおすすめなのは、小規模校です。ノビーの高校も200人以下の小規模校でしたが、ケアがいきとどいていて、まるで学校全体が1つの家族のようでした。普通の生徒さんでも、留学生には小規模校の方がなじみやすいかもしれません。競争の厳しい大規模校と、のんびりした小規模校、どちらの雰囲気が自分にあっているか、という問題でもあります。

□職員:生徒比 (Teacher : Student Ratio)
職員一人あたりの生徒数が少ないほど、ケアがいきとどいた学校といえます。平均で1:7です。

□留学生の割合(% International Students)
少なくともESLクラスを設置しているということは、留学生歓迎の学校だという事です。
割合は多すぎず少なすぎず、が理想です。平均は20%ですが、多すぎるところだと30%を超えていて、しかもその半分以上が中国人という学校もめずらしくありません。昨今の学費高騰と進学校の多様化により、生徒集めに苦しんでいるボーディングスクールも多くあります。そういう学校は、必然的に留学生に頼ることになります。20-25%程度で、特定の国にかたよらず、世界中からいろいろな人種が集まっているというのが理想ではないかと思います。日本人の人数はネットではわかりませんので、留学カウンセラーか学校に尋ねてみるしかありません。日本人が0というのも寂しいかも知れませんが、多すぎる学校は避けたいところです。

□寮生と通学生の割合(%Students Boarding)
寮生と通学生の割合が7対3くらいが平均的なようです。ノビーの高校は100%全寮制でした。それは結果としてたまたまそうだったのですが、逆に寮生の方が通学生よりも少数、という学校だとボーディングスクールと呼べるのか?という疑問もあります。「寮生活を通して深い人間関係とコミュニティを構築することにより成り立つ、文武両道の全人教育」がボーディングスクールの醍醐味ですから。

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