「ボーディングスクール」と聞くと、どんなイメージを持ちますか?
ハリーポッターにでてくるような、寮制のお坊ちゃん学校。あるいは富裕層の方々が、子供をハーバードやイェールをはじめとする名門大学に入れるために、中高生のうちから送り込むエリート養成校、プレップスクール・・・そんなイメージが強くないですか? 
アメリカには、約350校ものボーディングスクールがあります。
「エリート養成校」はその中の一部にすぎません。それぞれに特色があり、少人数クラスで面倒見のよい学校がほとんどです。LDやADD/ADHDの生徒を積極的に受け入れ、特別なサポートシステムを備えている学校もたくさんあります。
我が家ののび太こと、ノビーは、保育園~高校1年まで日本の学校に通っていた、いわゆる純ジャパニーズです。小学校5年生の時にLD-学習障碍と診断されました。
そして、高校2年生の時にアメリカのボーディングスクールに転校し、そこで2年半過ごして、いわゆるパブリック・アイビーと称される、全米州立大学のランキングで50位以内に入る大学に合格しました。
「ボーディングスクールに留学する」ということは、もちろんお金もかかりますし、誰にでもできることではありません。でも、高校受験や大学受験を控えて頭を抱えている、のび太くんやのび子さんのご両親たちに、「こんな道もあるんだよ」ということをお知らせしたくて、このブログを書くことにしました。
「発達障碍児の留学なんて無理でしょ」「日本語でもわからない授業を英語で受けるなんて」はじめは私も、そう思っていました。
でも、「言葉の問題さえクリアできれば、ボーディングスクールほど彼らの自立に最適な場所はない」というのが卒業してみての率直な感想です。
我が家のノビーが、いかにして留学するにいたったのか、何故ボーディングスクールが彼らの自立に最適なのか、日本での学校生活さえ困難な学習障碍児が、言葉も文化も違うアメリカの高校生活にどのように適応していったのか、大学受験はどうのりきったのか・・・・。
ボーディングスクールに入学するためのプロセスや、アメリカの大学を受験するためのプロセスも詳述しますので、のび太くん・のび子さんだけではなく、普通の中学生や高校生でアメリカ留学を考えている方々にも、参考になればと思います。

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