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ノビーがボーディングスクールの10年生に転入して、翌年の11年生が始まってすぐの頃に、ノビーがそれまで生きてきた人生の中で、そして野比ママの人生においても、おそらくもっともつらいできごとに直面することになりました。部活の試合中に、脛骨を複雑骨折して、手術・入院という事態を招きました。スポーツにけがはつきもの。さほどめずらしいことではありません。ですが、当時17歳のノビーにとっては、異国の地で、家族のい...
カテゴリ「ボーディングスクールでの高校生活3」の記事は見つかりませんでした。
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ノビーがボーディングスクールの10年生に転入して、翌年の11年生が始まってすぐの頃に、ノビーがそれまで生きてきた人生の中で、そして野比ママの人生においても、おそらくもっともつらいできごとに直面することになりました。部活の試合中に、脛骨を複雑骨折して、手術・入院という事態を招きました。スポーツにけがはつきもの。さほどめずらしいことではありません。ですが、当時17歳のノビーにとっては、異国の地で、家族のい...
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いちばんつらかったできごと を通して、ノビーのなかに、周囲の人々に対し、単なる友達や職員という以上の感覚が芽生えたようです。このときに彼が「自分は独りではなく、周囲の人々にこんなにも愛されている」と実感できたことによって、彼にとってもまた、周囲の人々がかけがえのない存在だと考えるようになりました。彼が学校の医務室に「入院」していたあいだ、職員や友だち、毎日誰かしらが、彼のもとを訪れてくれました。多...